妖怪画展2014

          暑い夏は博物館の企画展で心静かに涼みませう    
         

   
国立歴史民俗博物館

もののけの夏
2019.7/30〜9/8
 
    
 リニューアル工事を終えた第一展示室(先史・古代)が、いよいよ

 オープンしまして、2019年(令和元年)は、新しい第一展示室と

 夏の企画展が同時に楽しめる貴重な夏になりました。

 この夏の企画展は、題して 「もののけの夏」

 入場料は、企画展込みで一般600円大学生250円高校生以下は

 無料です。 またお得情報ですが、JAFの会員証提示でなんと

 団体料金になるとのことで、一般350円で入場できました。
 

 第一展示室は、以前に比べ、当時の生活をわかりやすく再現。

 復元人形の展示が多く、ハリウッド映画の「ナイトミュージアム」

 のような感覚を味わえます。 学術的な文字の多いパネルよりは、

 子どもも楽しめてよいのではないかと思いました。将来、

 研究者になる子が出てくるかもしれません。楽しみです。

 フロア上に映る映像を、タッチすることにより変化を見せる、

 タッチレスポンス型が導入されたら、もっと盛り上がるでしょう。


 
 
 
 一番の目的は、もののけの夏展。ひんやりしましょうと思いきや、

 小さなお子さんたちがお化け屋敷と勘違いし、意外と騒がしい・・・
 
 江戸時代や明治期の名絵師による「物の怪」を描いた作品が
 
 展示してあるのです。パパ・ママもおじいちゃま・おばあちゃまも、

 お子さんが小さすぎる方は、もう少しお待ちになると、

 ご自身もじっくり鑑賞できましょう。
 
  
  
  ここからは、この手の企画展に興味をお持ちになった方へ。

 事前に「稲生(いのう)もののけ録」や「画図百鬼夜行」を調べ

 さらに鳥山石燕(とりやま せきえん)・歌川国芳・月岡芳年

 ・河鍋暁斎などの絵師や秋田出身の国学者平田篤胤などまで

 下調べすると、もっともっと楽しめるでしょう。

 今、日本のアニメ―ションは、世界で高評価を受けていますが、

 鳥獣戯画図からずーっと日本の絵師たちは、本当にうまい。

 たとえ妖怪図でも、本物を是非見て欲しいです。


2019年夏企画展ももうすぐ終了、皆様が間に合いますように。  
 
 




 
国立歴史民俗博物館
 ニッポン おみやげ博物誌
2018.7/10〜9/17

 
 

佐倉市の国立歴史民俗博物館は夏向け企画が
秀逸。この夏の企画展は、
「ニッポン おみやげ博物誌」
お化け妖怪の類ではありませんが、
旅のお土産の変遷って、興味深いでは
ありませんか。

企画展・常設展込みの代金は
大人一人830円
ところが、JAF会員割引で「560円」
安すぎる!!!
これに気付かないと、お得を逃しますので、
お持ちの方は是非ともご提示ください。
  
 石器時代などの第一展示室は、展示替えの為
工事中ですが、常設展の中で一番のおすすめは、
第4展示室です。サブタイトルは「民族」。
2013年にリニューアルされたとのことで、
タッチパネルなど表示も新しく、
自然への怖れから始まり、郷土や家庭内に伝わる
儀式やそれにまつわる調度品などたいへんに
興味深い。中でも、「妖怪の世界」なんてのは
洒落が効いていて、子どもも大人も楽しめます。

また、近現代の第5・第6展示室も必見。
部落差別の根深い闇や、戦時中の遺品など
心に重くのしかかる展示もありますが、
黎明期の団地モデルルームや家電、
テレビのCM作品など中高年には懐かしくて
思わず会話の弾む展示群があります。
 
 
   肝心のお土産展ですが、
一昔前のペナント類とか
懐かしさ満載なんですけれど、一番驚いたのが、
左写真中央の舞妓さんが炬燵に当たっている置物。これ、秘宝なんです!
古より、かみさんに内緒で男の組合旅行なんぞに行き、うひうひ買うてきたに違いなく、世の男のなんと変わらないこと!
笑いを抑えられません。
 
   広い国立歴史民俗博物館を半日、
涼しく十分に遊んだところで、もう一丁。

おもしろいもの好きがおさまらずに
大人になってしまった方々(私も)に、この夏、
このような企画も興味深い!
国立科学博物館の「昆虫展」。
Eテレ番組“昆虫すごいぜ”でお馴染みの
カマキリ先生(香川照之さん)全面押しの
昆虫展を是非いかがでしょう。

夏休みが終わり、少し静かになったあたりを
狙って、大人の夏を堪能したいものです。
期間は10月8日まで、お見逃しなく!

 


 丸の内三菱一号館美術館  画鬼 暁齋

三菱一号館美術館
2015.6/27〜9/6
* 好評を博し展示終了しました *
**
残念ながら見逃してしまったあなた様
 埼玉県蕨市の河鍋暁斎記念美術館で
天才の画にお会いくださいませ 
**

 河鍋暁斎&弟子ジョサイア・コンドル展
   
 幕末から明治期にかけ活躍した天才絵師、

 名は「河鍋暁斎(きょうさい・・・暁と書いて実際

 狂の字を当てたかったといわれる)」。

 当代きっての浮世絵師歌川国芳の弟子にして

 後に正統的狩野派の技量も修得したド天才絵師の

 展覧会が、東京丸の内の三菱一号館美術館で

 始まりました。
 
 今回は暁斎の弟子にして親友の英国人ジョサイア・

 コンドル作品との共展示。ジョサイア・コンドル

 といえば、鹿鳴館や岩崎邸・古河邸、ここ三菱一号館

 などを設計した超有名英国人。東京駅の設計者

 辰野金吾の師でもあり、日本近代建築の父ともいえる

 大人物です。その大人物が、師と仰ぐのが河鍋暁斎。

 先進の異国人に仰がれるとは、只者ではありません!
 
 三菱一号館美術館内部  
 この暁斎、正統的日本画も描きますが、

 好んで描いたのは、妖怪画や動物画の数々。

 左のような薄暗い廊下を進み、縦書き百鬼夜行図や

 鳥獣戯画をモチーフにした蛙合戦図など、風刺遊びの

 展示に次ぐ展示・・・楽しいったらありゃしない!

 TSUTAYAの暖簾コーナーよろしく春画コーナーも

 あり、大人はまったく飽きません。
 画鬼暁斎展プログラム  
 画鬼の名を冠する暁斎のすごさ

 とともに、弟子コンドルの画力

 にも目を見張ります。

 周辺の緑も目の涼に適しますし

 この夏一番のおすすめ展覧会

 でしょうか。三菱一号館へ、

 東京駅ご利用の方は是非とも!
 三菱一番館周辺
上野東京芸術大学美術館幽霊画展 
** BSテレビで取り上げられるなどこちらも
   好評裏に展示が終了いたしました
   またの機会に お・あ・い・し〜ま〜しょ〜 **
  
 
 暑いから美術館をハシゴしてしまおう!!という方へ

 上野の東京芸術大学内の地下2階展示室では、

 7/22〜9/13迄「うらめしや〜、冥途のみやげ」展

 と称する、三遊亭圓朝の幽霊画のコレクションの

 展覧会を開催しています。観覧料は大人1100円。

 前述の暁斎はじめ、応挙・国芳・北斎・松園など、

 そうそうたる画家たちの描いたもの哀しげな画で

 残暑を吹き飛ばすのもいいかと存じます。